バンド集客作戦　ビジュアル系・アイドルに学ぶ　音楽以外の切り口を用意する

撮影：八木橋スミコ
 
レコーディングエンジニアのパンジー関です。
 
 
自分のバンドを知ってもらいたい。
新規のお客さんをGetしたい。
そんなロックバンド向けの記事です。
 
まだ自分のバンドを知らない新規のお客さんを捕まえる方法を考えてみます。
新規のお客さんを獲得する方法を、ビジュアル系・アイドルに学んでみます。
 
ズバリ、音楽以外の切り口を用意する
 
バンドの宣伝は２種類あります。
・すでにファンになってくれている方への宣伝。
・まだ自分のバンドの事を知らない人への宣伝。
 
今回はまだ自分のバンドのことを知らない人への宣伝作戦です。
バンドの宣伝には、曲を聞かせること！と思います。
もちろんそうなんですが、しかしバンドがあり溢れている今、知らないバンドの曲を積極的に聞きに来てくれる人はいません。
新規のお客さんに自分のバンドを知ってもらうためには、音楽そのものを切り口に宣伝するのはあまりに効率が悪いです。
音楽を聞いてもらうための前段階の作戦が必要です。
聞いてみたくなる何かが必要です。
 
どうすればいいの？
そこのところを徹底的に考えているビジュアル系・アイドルに学んでみます。
 
ビジュアル系・アイドルはなんだかんだお客さんを集めています。
しかも、バンドを組んで初めてのライブとかでもお客さんがすでにたくさんいたりします。
 
Why？
 
ズバリ、ビジュアル系・アイドルは音楽を切り口にしていません。
切り口はビジュアルです。笑
 
ビジュアル系・アイドルには、「顔ファン」というファンがいます。
音楽性とかじゃなくて、顔がいい！というファンです。
まだ曲を聞いたこともない、けど大ファン。
というファンがいるんです。
 
顔を売ってどうする！
音楽で売れなきゃ意味ないじゃん！
 
そりゃそうです。
音楽をやってるんですから。
けどまずは聞いてもらわないと始まらないです。
 
ロックバンドみなさんYouTubeとかサウンドクラウドとかにデモ音源とかはアップしていると思います。
聞いてもらえればうちのバンドがいかに良いか分かってもらえるはず！
じゃあまだ自分たちのバンドを知らない人たちに、どうやってその音源を聞いてもらうか。
 
その切り口を、音楽そのものにしていませんか？
とにかく聞いてくれと。
 
とにかくじゃ聞いてくれないです。
そこで、音楽以外の切り口を用意するんです。
 
ビジュアル系・アイドルは、もうそのものズバリ「顔」を切り口にしています。
しかしみんながみんな顔を切り口にする必要はないです。
世の中顔だけがすべてじゃないです。（きっと（笑））
 
そこでバンドのカラーです。
バンドの特徴です。
 
もっと間口を広めた、自分のバンドに興味を持ってもらえる音楽以外の切り口をアピールするんです。
自分のバンドが持っている、音楽以外の魅力をアピールするんです。
 
僕がやっているバンドのワラビーズは、「食育」を切り口にしています。
食育。。。
音楽と全然関係ないです。
 
関係あっちゃダメです。
ぬるいです。
 
食育をテーマにして、保育園や親子イベントに対して資料を送ったりしています。
すると、父母会などからオファーが来ます。
夏祭りのイベントに出演してくれませんか？と。
 
ギャラありです。
 
行くと親子が80人～100人という規模で来てくれています。
 

撮影：八木橋スミコ
 
切り口として音楽をアピールしていたら、きっと聞いてくれていないです。
100人の前でのコンサートはできてないです。
 
賛否はあるかもしれませんが、100人の前でライブやったもんの勝ちです。
ＣＤも売れます。
グッズも売れます。
 
 
今日ワラビーズは路上ライブです。
今回、新規のお客さんをGetする新しい作戦を立てました。
音楽を聞いてもらう前に、まず立ち止まってもらうための作戦です。
それが、「今日のお野菜」です。
 

 
街を歩いている人は一般人です。
割合としては音楽に興味がある人よりも、野菜に興味がある人の方がきっと多いです。
 
今日のお野菜はみょうが。
みょうがは音楽と関係無いです。
待ち行く人は、事前にはワラビーズには興味興味を持ってくれていないです。
この方たちにワラビーズをアピールしても、きっと興味は示してくれないです。
しかしみょうがの事は知っています。
みょうがに興味がある人なら、この看板を見てくれます。
 
みょうがを通してワラビーズに興味を持ってもらおうという作戦です。
さあ、吉と出るか凶と出るか！！