レコーディングエンジニアのパンジー関です。
日本茶AWARD2016での戦利品です。
左側の3つは1袋50グラムで、3袋で千円という安さに釣られてセットで購入。
一番右のは試飲させていただいてすごく良かった『まれもの』です。80グラム。
この『まれもの』、最高でした。
普通煎茶なんですが、浅蒸しであるのが大きな特徴。
試飲コーナーでは、お客さんたちが浅蒸し茶について激論してました。
深蒸し茶はよくあります。
茶葉を蒸す時間が長いんです。90秒とか。
蒸す時間が長いと茶葉の組織がグズグズに壊れるので、短い時間でさっと濃いお茶が出せます。
しかし無理やり絞り出しているようになり、本来の味が損なわれてしまう。
ただ、簡単に濃いお茶が出るので売りやすい。
しかし本当は浅く蒸した方が(15秒とか)茶葉の組織が保たれるので、茶葉本来の味が分かる。
問題点としては、淹れ方がちょっと難しくなってしまう。
よく「薄い」というクレームが入るが、ちゃんと淹れれば薄いなんてことはないそうです。
試飲させてもらいましたがたしかに全然薄くなんかない。
むしろ重厚で深みがあります。
蒸す時間が短く茶葉の組織が壊れていなためか、茶葉自体の見た目はめちゃめちゃきれいです。
お客さんの1人が、このプラスチックの容器を気にしていました。
社長さんが応えます。
「厳しいんですがね~、決まりなんです。これじゃなきゃダメなんですよ~」
ちゃんとした湯呑みだと全然味が違うらしいです。
こ、この人達、音質を気にするエンジニアと一緒だ!とちょっと思いました。
この『まれもの』、すごく気に入って買ってみました。
茶葉は本当にきれい!
緑が濃く、艶がある!
見ただけで格の違いが分かります。
説明通り淹れてみました。
お味は、ん~~最高。
旨味成分がたっぷり。
かすかに感じる渋みがアクセント。
味のイメージをイコライザーで描いてみました。
最近お茶の味は周波数成分で感じ取るようにしています。
低い(左)の成分が旨味、甘み。
高い(右)成分が渋み等。
旨くてコクがあるけどスッキリしているのが伝わるでしょうか。
渋みが何点かポイントがある感じ。
この図はあくまで味です。
香りはまた別。
まれものの香りは面白いです。
ん~、香りって言葉にするのが難しい!
そういえば社長さんがいて、少し話をしたんです。
女の子の店員さんもいて、この子は日本茶インストラクターの資格を持っているそうです。
「この子の方が淹れ方は全然上手なんです」
なんて言ってたんですが、ホームーページをチェックしてみたらビックリ!
社長さんは日本茶インストラクターなんてもんじゃない!
まだ10数人しかいない茶鑑定力9段の持ち主!
全国トップクラスの茶師ですよ!
なんと腰の低い人なんでしょう。
新緑園の動画がありました。
3分8秒くらいで出てくるのが社長さん。
極めようとするとエンジニアも茶師も同じだなと感じました。
いや~、本当にいい買い物ができた。
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