バンドCD売り方。発売から10日以上毎日売れ続けたthe Seekersの『生きるブルース』。MVが売り上げに直結!プレスはバンドのミカタ。

10月13日に発売となったthe Seekersの『生きるブルース』。
7曲入りアルバム1,000円。
 
1.mommy is the sun
2.海からアイラブユー
3.生きるブルース
4.愛をあげるぜ
5.ウイスキーボンボン
6.GIMNE IT’S ALL RIGHT
7.真夜中の虹
 
 
前半3曲はスタジオ録音で、後半4曲はライブレコーディングという曲構成。
(※全曲江古田アコースティックレコーディングでレコーディングしました!)
発売日から10日以上毎日売れ続けた秘密を、ドラムのモーリーさんに聞いてみました。
 
 
最初のリリースは10月13日の新宿のレコ発ライブ。
 
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この日はもちろん売れるわけですが、すごいのはその後10日以上毎日連続で売れ続けたところ。
毎日ライブをやっていたわけでもないのに、どうしてそんなことができたのか。
 
 
秘密は、狛江にある喫茶店「ぽえむ」。
ドラムのモーリーさんは、ぽえむの店長さんなんです。
ここに来てくれるお客さんが、連日CDを買ってくれたそうです。
 
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店内の棚にCDを置いていたわけですが、ただ置いているだけではなく、仕掛けがありました。
その仕掛けがこれ。
 
 
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この紙、QRコードが貼ってあります。
モーリーさんは、「この人はきっと関心を持ってくれる」と思ったお客さんにこの紙を渡していたそうです。
ここにアクセスすると、アルバムの3曲目の「生きるブルース」のYouTubeのMVにリンクします。
このMVがめちゃめちゃ好評で、このMVで感動してくれたお客さんがアルバムを買ってくれたそうです。
 

そのMVはコチラ
 


 
 
ちょっとネタバレになりますが、あるお客さんはタイヤがハマった瞬間ものすごく感動しました!と言ってくれたそうです。
 
うまいな~と思ったのが、いきなりCDを売ろうとしないところ。
まずMVを見てもらう。
そこで感動してくれて、感動したお客さんにCDを売るという手順ですね。
 
これはうまいですよ。
まだ欲しいと思っていない人に売ったら押し売りになっちゃいます。
感動してくれたお客さんになら、売らない方が罪です。
 
 
モーリーさん予想外のラッキーもありました。
 
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レコ発の日、今回のアルバム製作側の3人(僕、ジャケット写真カメラマン、MV監督)から、お花を贈っていたんです。
後日そのお花をぽえむに飾っていたら、お客さんがお花を見に来て、そうしたらそのすぐ横にCDがある事に気づいてくれて、買ってくれた。
なんてこともあったそうです。
狙ったわけじゃないけれど、お花が呼び水になってCDが売れました。
 
 
ネット販売もしています。
BASE
https://theseekers.thebase.in/items/4353180
 
 
設置した直後、京都の方が買ってくれました。
BASEは本当に簡単にお店を設置できるので便利です。
なかなかライブに来れない人もいます。
そういった方のためにも買える窓口を作っておくのは、お客さんのためですね。
 
 
モーリーさんは、とにかく知り合いにQRコードを送りまくりました。
今回のアルバム、「生きるブルース」の他に、アルバムのプロモーション映像が4本もあります。
 
 

 
 

 
 

 
 

 
 
いくつかのバリエーションに分けて、とにかくたくさん発信。
要するに、「アルバム売ってるよ、買って」ということを発信するのではなく、「MV見て、プロモーション映像見て」と発信して、反応してくれた人に売る、という手順ですね。
 
 
ちなみにこのMV、見ていただければ分かると思いますが、映像がすごく良くできています。
ちゃんとスタジオ(と言っても普通のリハスタ)で、MV撮影のための時間を取って撮影しました。
 
 
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自撮り棒で適当に撮って自分たちで編集したのではなく、ちゃんと映像の監督さんが撮影と編集をしています。
アルバムジャケットも、きちんと時間を確保して、写真のカメラマンさんが照明をセットして撮影しました。
 
 
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構図もよく練られています。
CDジャケットの中身も、すごくこだわっています。
歌詞は全部ボーカルさんの手書き。
歌詞の周りの絵や写真もモーリーさんが配置して、デザイナーさんがちゃんと整えています。
 
僕がした仕事はレコーディングまでですが、その後のアルバムジャケット撮影からMV撮影までずっと見させていただきました。
 
色々見せてもらって、セルフの時代は終わったなと思いました。
今、携帯でも結構きれいに動画が撮れてしまうし、パソコンで編集もできてしまいますが、セルフで作ったものはやはりクオリティが低い。
専門家がやる仕事はクオリティが高いです。
 
お客さんからしても、どうせお金を出して買うならクオリティの高いしっかりしたものが欲しいです。
安く済むからという理由でセルフでやるのは、逆にお客さんを逃してしまうのではないかと思いました。
 
ちなみにプレス業者はバンドのミカタ。
 
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印刷された紙やケースがバラバラで送られてきて、自分たちで組み立てるものです。
メンバーで1枚1枚組み立てました。
そりゃあ愛着も沸きますね。
この愛着も大事だと思います。
 
モーリーさんはぽえむの他にも、CD店「超山田堂」など、あちこちにCDを置いてもらいに行ってます。
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超山田堂では、店内でMVも流してもらっています。
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手をかけて一生懸命作ったアルバムだからこそ大事になり、大事なアルバムだからこそみんなに聞いてもらいたいという思いが生まれ、その思いが営業のパワーになってるなと感じました。
 
 
 

まとめ

 
モーリーさんは、ぽえむというお店でMVのQRコードを載せた紙をたくさん配った。
MVをたくさん発信した。
そこで反応があった人へCDを売った。
 
CDを直接売り込むのではないところが上手。
お客さんとCDの間のクッションを発信したんですね。
 
クッションのMVは、とてもクオリティが高い。
ジャケットもすごく良くできている。
 
BASEでネット販売。
遠方のお客さんにも対応。
 
 
もう思いついたことは全部やってるって感じです。
この情熱は、やはりいいものを作ったから是非聞いて欲しいという気持ちですね。
 
 
生きるブルース、もっと売れろ~♪
 
 
 
the Seekers:Offical Site
MV監督松田竜一:松田ビデオ
アルバムジャケット撮影:エガマルキ
 
 
 


 
 
 
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