こんにちは、レコーディングエンジニアのパンジー関です。
しょっちゅう自分をびっくりさせるものの一つが、自分の無知さです。
この本を読みました。
デジタルーアカイブ問題。
知らんかった。
こりゃあ大問題です。
今、デジタルデータがものすごい速さで消えていっているそうです。
映画・音楽・写真・文章・etc。
原因は企業の倒産やその他諸々の事情。
結果としてネット上にあったはずのデジタルデータが一瞬で消える。
この問題何とかしないと、今我々が生きている時代は、歴史上からすっぽり消えてしまいかねないそうです。
いや、今のまま何もしないでいたら、完全な空白になるんです。
実はすでに空白になってしまっている部分もあります。
1980年以前のテレビ番組です。
1980年以前はビデオも普及しておらず、テレビ番組、テレビドラマ等の作品は全然残されていないそうです。
あの名作「ひょっこりひょうたん島」なんかは、ほんの一部を除いてもう何も記録が残ってないそうです。
(マジでか!!!)
テレビが始まったばかりの頃のドラマは生放送だったそうです。
当然その生放送のドラマも、もう一切記録が残っていないです。
もう見れません。
1980年以前のテレビで作られた多くの作品は、すでに消滅しています。
文化の歴史を振り返ろうと思って調べようとしても何も無い、完全な空白状態です。
なんともったいない!!
どれほど多くの貴重な作品がすでに消えてしまったか。
そしてこの問題はデジタル真っ盛りの2017年代を生きる今のアーティスト全員が、現在進行形で直面している問題でもあるんです。
YouTubeが、本当に永遠にデータを残してくれると思いますか?
あれは無料のサービスです。
いつ何をされても文句のひとつも言えません。
googleもFlickrもsoundcloudもクックパッドもみんな私企業です。
何かが起これば、利益を最優先に行動するはずです。
悪意がまるで無かったとしても、いつどこでどんな事故が起こるか分かりません。
アメブロもある日突然全てが吹っ飛ぶなんてこともありえない話ではないです。
「まさかそんな。」
「何か対策はしているでしょう。」
1980年以前のテレビは、何の対策もしていませんでした。
それにある意味対策は通用しないかもしれません。
不慮の事故というものは、想定外の事態が引き起こすものです。
想定外の事態というものは、我々人間には想定できないんです。
東日本大震災の津波にやられたサーバーにあったデータは全滅です。
はっきり言って、僕には何をどうしたらいいのかさっぱり分かりません。
デジタルアーカイブを残そうという取り組みは国会図書館をはじめ、各所で行われている様ですが、思うように進んでいないのが現状だそうです。
(※理由のひとつは著作権問題!著作権問題についても次書きたいです。)
差し当たり、パソコンのバックアップはしっかり取っておきましょう!
そしてレコーディングしていない曲をかかえているアーティストがいらっしゃいましたら、うちでレコーディングしてください!
「おい!なんか良い話っぽい話しておいて宣伝かこのー!(プンプン)」
さーせん!
宣伝です!笑
いやけどね、この本読んで、冗談抜きでレコーディングエンジニアの使命がひとつ増えた気持ちです。
大きな使命です。
録っとかなきゃ消えちゃうんです!
消えちゃったら、本当にもう存在すらしなかったことになってしまいかねません!
それはちょっと悲しすぎますよ!
というわけで改めて、正々堂々と宣伝します!
うちでレコーディングしませんか!
歴史的名作を残そうぜ!!!!
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ホールレコーディングもします。
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