レコーディングエンジニアのパンジー関です。
WAVESのアビーロードコレクションというバンドルに入っているプラグインを、ひとつひとつレビューしていくという企画をやっています。
今回はアビーロードプレート。
どんな音がするのかや、操作のつまみなどについては動画をアップしているので見てみてください。
まず、プレートリバーブは他のリバーブとちょっと違うんです。
プレートと、あとスリングリバーブもですね。
ChamberとかHallは、まあある意味同じなんです。
部屋の大きいか小さいかの違いで、実際の空間での音の響きをシュミレートしています。
そのためリバーブ音は、初期反射と残響の2種類の音で構成されています。
それに比べてプレートとスプリングリバーブは、空間を伝わる音の響きではないんです。
プレートリバーブはその名の通り鉄板を伝わる音のリバーブです。
スプリングリバーブは、金属のスプリングを伝わる音のリバーブです。
プレートとスプリングは空間を伝わる音ではないため、初期反射というものが無いのが特徴です。
プレートがよく使われるのはボーカルです。
ドラムに使うのもすごく効果的です。
ドラムは打楽器なので、Chamberなどにある初期反射が邪魔になる場合があります。
僕はドラムのリバーブは、chamberを使う場合には初期反射をゼロにしたりします。
スプリングリバーブはちょっと変化球的な効果ですが、プレートはよく使うリバーブです。
しかし、意外とプレート専門のリバーブは少ないんです。
そんな中、アビーロードスタジオのプレートがシュミレートされたこのリバーブは貴重ですね~。
僕はボーカルのリバーブには90パーセント以上使っています。
============
江古田アコースティックレコーディングマガジン Vol.1 無料配布中。
サービス内容などをまとめた12Pの冊子です。
ご希望の方はお問い合わせページからメッセージください。
お名前・ご住所をご記載いただければ無料で郵送いたします。
※この冊子は、日本セルフマガジン協会主催の第3回セルフマガジン大賞にて優秀賞を獲った最強のマガジンです。
無料なので、少しでも気になられましたらぜひお申し込みください。
============
-
コンクール音源審査に通りやすい音源とは、ズバリ音のでかい音源です -
真空管コンプ(Fairchild670)を4つ比較してみました。No.1はSLATE DIGITAL のVBC! -
バンドのレコーディングはどのくらい時間がかかるのか。1パート30分が目安です! -
WAVESのバンドルTheアビーロードコレクションの総評。8個のうち4つは死ぬほど使えます。 -
カントリーマン_TYPE85_ダイレクトボックス_ベースDIの写真撮影会 -
ホーム -
路上ライブテクニック1/4 お客さんが立ち去る前にライブ自体を終了する -
Fostex PM0.3パワードスピーカー購入。間違った使い方が音楽業界を進歩させる。 -
路上ライブテクニック3/4 投げ銭を入れるタイミングを作ってあげる -
WAVES NLSの使い方動画。VCAグループのつまみは、リモートコントロールする為のつまみです。